2018.8.4 4人舞台コンサートから

先日、歌、ピアノ、朗読、染色美術のコラボコンサートを行った。

4人の舞台は2回目になる。今回の「四季の手紙」は完全創作もので初演でした。

試行錯誤繰り返し完成しました。にしかわ まこと氏による作曲に歌詞を付けて歌いました。

素晴らしい曲に歌詞を書いて歌う事ができて、とても幸せな体験でした。

以下は当日、配布したプログラムです。

4 personnes の宙協奏曲 歌い手とピアニストと染色家と朗読者— 全く違う方法で表現を志す者が、共に力を合わせて一つの世界を創ったらどうなるかしら・・・と、無鉄砲な試みを始めて1年。今回が3回目の舞台となりました。物語と歌と音楽と染色作品がお互いを補い合い、高め合い、イメージをより深く広げられたら・・・それが私たちの願いです。 現実の日々はそれぞれに色々な事があっても、より本質的な宇宙—宙(そら)の声を聞きながら、表現を追求していけるよう、努力を続けていきたと思っています。「四季の手紙」の音楽も物語も今回のステージの為に書き下ろしたものです。「海の幻想」は2回目の公演となりますが、モンポウのピアノ曲に歌詞を付けてアレンジした演奏はおそらくこのグループだけのものでしょう。 聞き手の皆様の心に宙が広がっていくようなひと時をお届けできれば幸せです。 「海の幻想」 浜辺を歩く一人の少年は小さなビーチグラスを拾い上げ、光にかざして見るのです。ガラスに写し込んだように海と光が少年に見せた7つの不思議な物語。黒阪氏の個展で開催した折に、作品のイメージも取り上げて創り出した物語です。刻々と変わる海の姿・・・太古の昔からの命の根源。海は時には・・不思議な話もしてくれるのかも・・しれません。                                           (松坂多恵子) 「四季の手紙」 (初演) 「四季の手紙」では、ひとりの女の人生に光を当て、その断片を手紙の形で切り取ってみました。人生の物語はいつでも身近なところに無数に存在します。そんな物語のひとつを四季の移ろいの中にそっと掬いあげてみた作品です。時代に翻弄されながらも懸命に生きる姿を通して「生きる」ことの喜び、悲しみ、不思議…そんなものが浮かび上がってくるようにと考えました。日々感じる四季も、無限の宇宙も、永遠かと思われる時間も、全てがサークルのように巡り巡るのがこの世界なのかもしれません。オリジナルのストーリー、音楽、歌、染色で綴る、小さくて大きな世界。巡るいのちに思いをこめて・・・ (川松泰美)                                                音楽部門 — 制作日記 〜〜 海の幻想、四季の手紙 「海の幻想」〜モンポウのピアノ曲を聴いた時にこの曲に歌詞を付けて歌えないかな・・・こんな気持ちから始めた企画。ボツボツ歌詞を書き出した。繊細なモンポウの曲に歌詞をつけるなんて、なんて無謀な事だろうと途中で気づいた・・・。かなり時間はかかったが、何曲か歌詞を書いた。でもこのままでは到底歌えない。にしかわ 氏にこの相談をしたところ、驚くべき才能で最初から歌曲だったかのようにアレンジを書いてくださった。黒阪氏の「かたち遊び」の個展に合わせ、その後書き足した「青い世界」「白いキャンパス」。これは黒阪氏の個性溢れる作品のお陰。川松氏とシナリオを考え、前回の副題にもした夢の玉手箱。七つの歌であれば七色の虹。海の光と背景・・そこに纏わる少年の七つの物語にしよう!二人でプロットを決め、その後、川松氏の夢や宇宙を感じてもらいたいとの想いで書いてくれたシナリオ。ピアノの演奏はまさに刻々と変わる海の色のよう。4人のコラージュ〜歌、ピアノ、アレンジ、朗読、そして染色の一体化だった。 「四季の手紙」の曲は全て、にしかわ氏のオリジナル。にしかわ 氏に先に曲を書いて欲しいとお願いした。あっという間に数曲作ってくださり、あまりの美しいメロディーに、聴いた瞬間、言葉が溢れて来た。すぐにも書き上げてしまいそうな歌詞を押しとどめていたほどに。5曲全て個性溢れる美しい曲だ。手紙のシナリオは川松氏の情感溢れるオリジナル。音楽部門とシナリオ部門は大まかなシナリオを元に別々に制作していたが、不思議なようにお互いの気持ちをわかり合っていて・・・すり合わせも上手くいった。美術部門の黒阪氏の深い色合いで染め上げた染色を背景にして、三位一体となって有機的な結合を実らせた。 〜副題に協奏曲と名付けた4人の協奏曲、4人舞台ーThéâtre 4 personnes Concertoー根本にあるのは、どこまでも続く宇宙に向けて儚い命でも、生きることへの人の想いーその想いは巡り永遠に消えはしないーどこまで表現できるのか、何か少しでも感じて下さったら幸せです。 (松坂多恵子)

 本日は、Théâtre 4 personnes Concerto にお越し頂きまして、誠にありがとうございました。皆様に心からの感謝を込めて・・・


左から ピアニスト にしかわ まこと氏 歌 松坂多恵子 朗読 川松泰美氏 染色美術 黒阪かおり氏

娘役の内山古都さん

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